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鹿島建設 置換方式床空調システムを施工 室内空気を自然に排気

2004.03.22 16:08

 鹿島建設(東京都港区)が明治大学の駿河台新校舎「アカデミーコモン」において、久米設計(東京都江東区)の計画・設計による「置換方式床全面吹き出し空調システム」を施工した。これは、タジマ(東京都千代田区)、日立製作所(東京都千代田区)、日立機材(東京都江東区)と共同で、朝日工業社の協力を得て床構成部材の開発・施工を行ったもの。
 「置換方式空調システム」は床面の吹き出し口から室温との温度差が少ない「処理空気」をゆっくり部屋に入れ、室内上部から排気する方式。今回の新製品は通気性と耐久性、強度を兼ね備えたカーペット、そして開口率の高い有孔OAフロアの開発により、同空調システムに適した床構成部材の組み合わせを実現したもの。
 今回のケースは全面床吹き出し空調システムを採用したケースとしては国内最大規模(採用面積5300㎡)となっており、今後同社は新製品をさらに進化させていく方針だ。




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