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大林組 全天候型ビル建設システム採用
2004.03.22 16:10
大林組(東京都港区)は、全天候型ビル建設システム「ABCS」を採用し、2005年2月の完成を目指して、「NEC玉川ルネッサンスシティB棟」の建築工事を行っている。
先行して設置したファクトリー部分は屋根と外周の覆いで形成されるほか、天井クレーンや貨物リフトを用い、1フロアを施工した後に、屋根をクライミングして上部階を施工するため、季節や天候に左右されない作業空間を生み出す。
同工法はこれまで、すでに3件のビル建築に採用実績を持っているが、今回のケースでは、建物外部に新たに開発した楊重設備を設置。従来建物内部に設けていた貨物リフトを半分に減らし、貨物リフト用の開口部を減らすことで、内装工事への影響が少なくなることで、床開口を塞ぐ後工事も不要となる。