週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

日本駐車場開発 クリードと共同でパーキングファンド組成 1月30日第1号物件取得

2004.02.09 11:55

 日本駐車場開発(大阪市中央区)がクリード(港区)と共同で駐車場のみを対象とした「パーキングファンド」を組成した。  減損会計により企業が不動産を売却するという流れは、今日において一般的になっている。そして、稼働の悪い立体駐車場についても、そうしたケースが増加することが予想されている。
 そこで同社は、これまで培ってきた駐車場に関する綜合コンサルティングのノウハウを活かして、駐車場物件を取得・運営するファンドを設立することにより、オフィス・商業ビルや賃貸住宅を主体とした不動産ファンドとは特徴が異なったものとして成立可能と判断したという。
 ファンドの投資対象は、自走式駐車場物件および駐車場のみの用途に供する不動産であり、1月30日に東京都内において、第1号物件の取得を行った。
 パーキングファンドの組成は、同社にとって駐車場コンサルティング業務の機会増大にもつながる。その結果、同社の業績の拡大にも大きく貢献すると考えられている。




週刊不動産経営編集部  YouTube