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(社)東京ビルヂング協会 「空室情報サイト」発足2ヵ月で5件成約 地方協会も続々参加し全国ネットが完成

2003.12.08 14:02

 東京ビルヂング協会が今年10月1日に創設稼働した「空室情報サイト」による成約が早くも5件出ていることが分かった。
 空室情報サイトは会員の強い要望により創設が実現したもので、ビル市況が低迷しているなか契約の促進に期待がかけられていたものだが、サイト発足2ヶ月足らずで5件の成約が出たことは、「ビル協サイト」の注目度が予想以上に高いことを示している。
 成約した5物件の所在地は、いずれも東京都中央区で8階から9階の中型ビルである。
 また、空室情報サイトへの物件登録も順調に進んでおり、11月15日現在で300件超に上っている。サイトの存在が周知されてきたことと、成約物件が出てきたことで日々新たな登録が増えており、事務局のサイト担当者は「年明けの早い時期に500物件近くに達するだろう」と見ている。
 こうした東京エリアの好調な滑り出しを受けて、大阪、神奈川、九州、四国の各ビルジング協会が参加の意向を示し、物件の登録を開始した。既に数十物件が登録されている。近く、名古屋、中国の2協会も参加する予定だ。この他、東京ビル協会会員が保有する地方物件の登録申請も相当数に上っているが、サイト規定上の問題もあっていまのところ登録はされていないとのこと。これの扱いについては現在事務局で検討中であるという。
 また、空室情報を先行的に実施している新潟、京都、兵庫の各ビルジング協会のホームページにも東京及び連合会サイトから検索できるようになっており、ビル協会独自の空室情報サイトの全国ネット化が完成しつつある。
 なお、非会員のビルオーナーからの問い合わせも増加しているがサイトに登録できるのは会員の物件だけである。




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