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和空プロジェクトが企画運営、積水ハウスが設計・施工
2017.12.11 17:22
「法隆寺」参道に「和空法隆寺」2019年春にオープンへ
和空プロジェクト(大阪市北区)は5日、世界遺産である「法隆寺」の参道に文化体験型の宿泊施設として門前宿「和空法隆寺」を創設、2019年春にオープンすると発表した。
この事業は神社や寺院の参拝者のための宿泊施設を創設する事業「宿坊創生プロジェクト」の一環として、同社と積水ハウス(大阪市北区)が業務提携して推進している。積水ハウスが建物の設計・施工を担い、和空プロジェクトが管理運営を行う。
「和空法隆寺」は2017年4月に日本有数の寺町に開業して話題となっている宿坊型ホテル「和空下寺町」に続く第2弾の施設となる。
奈良は国内外から年間1000万人以上もの来訪者がありながら、観光客が泊まれる宿泊施設が少なく、素通り客が多いことで知られる。「法隆寺」の参道にふさわしい落ち着きのある和の空間「和空法隆寺」では「法隆寺」への参拝や斑鳩町周辺の観光の足がかりとなることが期待される。また施設内でも茶道・華道・書道をはじめ、能や雅楽、講談ほか各種の本格的な文化体験アクティビティを体験することができる。