週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
「新綱島駅」直結の複合再開発 名称は「新綱島スクエア」に タワマンを核に商業・文化センター・ホールなど整備
2023.06.26 11:02
新綱島駅前地区市街地再開発組合とその参加組合員である東急(東京都渋谷区)は、「新綱島駅前地区第一種市街地再開発事業」の建物名称を「新綱島スクエア」に決定した。
立地は、東急東横線「綱島」駅徒歩3分、2駅11路線が利用可能な場所に位置する。また、建物地下では、東急新横浜線「新綱島」駅と直結する。
同事業は、敷地面積約3890㎡、建築面積約2710㎡、延床面積約3万7560㎡、地上29階地下2階建ての複合ビルを建設するもので、建物は低層棟と高層棟の2棟で構成される。
低層棟は1~3階が商業施設、4~5階は「横浜市港北区民文化センター『ミズキーホール』」となり、約400席のホール、ギャラリー、音楽ルームや練習室を設ける。
高層棟は地上29階地下1階、総戸数252戸の分譲タワーマンション「ドレッセタワー新綱島」と商業施設で構成。商業施設は約2580㎡で、飲食店やクリニック等13店舗が入居する。
「横浜市港北区民文化センター『ミズキーホール』」は、面積3000㎡。多様な用途で使用できる400席のホール、音楽ルームのほか、練習室やギャラリーを備える施設。
「ドレッセタワー新綱島」は2022年に完売済み。間取り変更の無償メニュープラン「マイスタジオ」が利用でき、自然光を確保する開口部やエアコンの設置が可能な個室でテレワーク環境の整備やリフレッシュ空間の創出に対応。また、居住者限定のコワーキングスペースを設置。加えて、不在時の食品保管倉庫「食配室」や、家事の負担を軽減する「全自動おそうじ浴槽」を設置するなどのサービスを提供する予定。
竣工は今年10月。冬に商業施設を順次開業させ、2024年3月に「横浜市港北区民文化センター『ミズキーホール』」が開館する予定。