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サンケイビル 「(仮称)足立入谷物流施設」竣工 物流開発加速化
2023.07.03 11:24
サンケイビル(東京都千代田区)は、東京都足立区入谷で進めていた「(仮称)足立入谷物流施設」が、5月31日に竣工したと発表した。
立地は、首都高速川口線「足立入谷」ICから約550m、「加賀」ICから約1・3kmの「北部流通業務団地」内。都心向けの配送拠点として利便性の高い物流集積地に位置している。最寄り駅の日暮里・舎人ライナー「舎人」駅からは徒歩13分で、雇用確保の面でも優位性が高い立地を確保した。
同施設は、敷地面積約1997・19㎡、延床面積5538・67㎡、鉄骨造地上5階建てのシングルテナント型物流施設。トラックバース10台に加え、1~3階の天井高(梁下)は5・5m、4~5階の天井高(梁下)は4・3mを確保。床荷重は1・5t/㎡を備えている。
また、事務所スペースを5階に集約して設置したことで、1~4階の倉庫部分と1階トラックバースのスペースを広く確保することにつながった。さらに、事務所部分のみならず、倉庫部分にも空調設備を標準設置し、施設利用者にとって快適な空間を提供する。
サンケイビルの物流施設開発は、2022年10月に大阪府摂津市で「SANKEILOGI摂津」を竣工したほか、新規着工や用地取得も続けており、事業拡大を目指している。今後も、顧客のニーズを捉え、同社がこれまでに培ってきたデベロッパーとしてのノウハウを生かし、環境へ配慮しながら、従業員が快適に働ける施設づくりを目指していくとしている。