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トータルサービス シーリング・マジックが国交省の不燃材認定取得 吸音天井材の新塗装工法として10年前より展開
2003.09.01 17:06
リペア・リフォーム関連のフランチャイズビジネスを展開するトータルサービス(新宿区)が、平成5年にアメリカより導入し、全国70加盟店体制でフランチャイズ展開している吸音材天井リフォーム「シーリング・マジック」が国土交通大臣発行の不燃材認定を取得した。
このシーリング・マジックは、米国ミネソタ州のクーステックグロー・インターナショナル社が開発したもの。現在、ロックウール吸音天井材のリフォームにおいては「ペンキ塗装」か「張り替え」が主な手法となっている。しかし、前者は「不燃・難燃性及び吸音効果を損ねる」「塗料自体が重く結果的に張り替えを促進することになる」という点で、後者は「メンテナンスのコスト高を招く」「産業廃棄物が増える」などの難点がある。
それに対しシーリング・マジックでは、既存の建物に施工されたロッククール吸音天井材を、その不燃・難燃性と吸音効果を損なうことなくリフォームすることが可能になっている。
今回認定を取得した不燃材はシーリング・マジックの主コーティング材である「プロダクトBプラス」。
同社では、今後産業廃棄物処理に関して排出者責任が重くなってくることが考えられる中、今後5年間でこの10年間の累積施工面積とほぼ同等の600〜800万平米の施工ニーズが生じるものと見込んでおり、今回の認定が普及拡大に弾みを付けるものと期待を寄せている。