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フジテック 「遮煙エレベータ乗場ドア」商品網拡大 業界で初めて4枚戸に対応

2003.07.21 17:00

 昇降機メーカーのフジテック(大阪府茨木市)では、今年4月1日よりエレベータの乗場ドアそのものに遮煙機能を持たせた「遮煙エレベータ乗場ドア」を販売している。去る6月25日には乗用エレベータ4枚戸両開き(4CO)においても国土交通大臣認定を受け、今月14日より販売を開始した。
 「遮煙エレベータ乗場ドア」は、シャッターやスクリーン、引き所といった特別な防火装備の工事の必要が無いのが特徴。従来のドアの適用は2枚戸のみであったが、大型量販店など入口の幅の広いエレベータに応じる為、東洋シャッターとの共同開発により、4COタイプを商品化した。
 特別な防火設備が一切不要となることから、設計の自由度が向上するだけでなく、全体工期が短縮するというメリットがある。
 価格は1停止階数あたり60万円。2枚戸と合わせ初年度55億円の売上げを目指す。




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