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能美防災 消火システムNN100米国ULの認証を取得 窒素ガス100%使用フロン不要で環境配慮
2003.07.07 16:19
能美防災(千代田区)とコーアツ(兵庫県伊丹市)が、開発し、95年より国内販売を開始した消火システム「NN100」が、製品安全の試験・認証機関である米国ULの規格を取得した。
米国ULは、米国に本拠地を置く製品安全の試験・認証機関で、その評価は世界的に高い信頼を得ている。
今回、規格を取得した「NN100」は、窒素ガスを100%使用した世界初の消火システム。フロンガスを使用しない為「環境に優しい消化システム」として、99年には米国環境省、2000年には米国防火協会からも安全性やクリーン消化薬剤消火設備設備基準を満たすとしてリストアップされている。
今回、米国ULの規格を取得したことを受け、東南アジア・中近東市場を中心に積極的に販売を行ってゆくという。また、中国市場についても本年度中に中国検定品の販売を開始する予定で、2005年には3市場含め、年間10億円の売上げを目指す。