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第一生命 デフレ経済下での投資手法と銀行とのつきあい方を解説 資産家向けセミナー大和ハウスと共催
2003.06.16 17:23
第一生命が主催(大和ハウス工業共催)するセミナー「時代に負けない資産運用・土地活用」が、6月11日14時より、第一生命日比谷本社にて開催された。
今回、講師を務めたのは、本紙にて「ビルオーナーの為の資産運用ポートフォリオ」を連載中のエクセランド証券FP営業部チーフディレクターの浅賀卓爾氏。
浅賀氏は「テクニカル的には日本の株価は13年ぶりに大底のシグナルが出た」と述べ、今後の株式市場は注目と語った。
また「イラク戦争の影響で値上りしたガソリンなどが、戦争終了後も値下りしないなど物価上昇の兆しもあり、現在は純粋なデフレ経済とは言えない面もある」と述べ、日本の経済が転換期に突入しつつあること、また、それを受けて金利の上昇も予想されることから、企業側は借入金返済について交渉を行う必要があるとアドバイスした。
更に、今後の資産運用については中長期での収益獲を目的とすべきと述べ、建物への投資の有効性を解説した。