週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

米シアトル近郊に木質賃貸レジ 住友林業/小田急など日経企業3社が共同開発

2023.07.17 11:10

 住友林業(東京都千代田区)、芙蓉総合リース(東京都千代田区)、小田急電鉄(東京都新宿区)は、米デベロッパーのTrammell Crow Residential(テキサス州ダラス、TCR)と、米ワシントン州ショアライン市で8階建て賃貸用集合住宅を開発する。
 ショアライン市は、ワシントン州最大の都市・シアトルの近郊。建設地は2024年開設予定の「North/185th」駅から徒歩1分に位置する。
 同物件は、建物面積約2万6200㎡、地上8階地下2階、総戸数298戸の賃貸用集合住宅。地下は駐車場とし、下層階の一部に店舗が入居予定。地下2階~地上3階は鉄筋コンクリート(RC)造、4~8階は木造でツーバイフォー工法を採用。環境に配慮し、環境認証LEEDプラチナの取得を目指す。
 同プロジェクトでは米国でのESG配慮型不動産開発私募ファンドや森林ファンドを通じて住友林業と関係を深めた芙蓉総合リース、米国での不動産事業拡大を目指す小田急電鉄が参画し、日系企業3社が共同で同プロジェクトを推進する。
 総事業費は約1億6700万ドル(約241億円)で、2023年11月着工、2026年4月の賃貸開始を目指す。




週刊不動産経営編集部  YouTube