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高砂熱学工業 世界最大のオープン型BA六本木ヒルズ森タワーに導入
2003.05.05 14:38
高砂熱学工業(千代田区)は、世界最大規模のオープン型ビルオートメーションシステム(BA)を、六本木ヒルズ森タワーの中央監視・制御システムとして納入した。
六本木ヒルズ森タワーはフロア面積5000平米、総延床面積38万平米という巨大物件だけに、BAに対しては①約12万点に及ぶ制御・監視点数に対応②IT技術の進歩に対応しシステムの進化③ハードもソフトもオープンな真の汎用オープンネットワーク型システム④ライフサイクルコスト最小が求められた。
今回のシステムは、インターネット技術ベースを個々のサブシステム・制御機器をネットワークで結び、汎用性の高いパソコン・制御機器の採用による徹底したマルチベンダ環境を実現した点が特徴。また機能や負荷に応じて汎用サーバを分散するなど信頼性を確保しながら綿密な監視・制御を行える。また、ビル規模に関らず、対応出来る柔軟性に加え複数のビルの統合制御も可能になっている。