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荏原実業 病院用空気清浄機を新たに発売

2003.04.21 14:01

 荏原実業(本社:中央区)は、このほど、病院用空気清浄機「ACE-5000」の販売を始めた。これは現在東南アジア等で流行している重症急性呼吸器症候群(SARS)を受けて開発されており、CDC(米国疾病管理予防センター)、OSHA(米国労働省職業安全衛生局)による結核感染防止ガイドラインに準拠している。本体内部は、2重のプレフィルタ、紫外線ランプ、HEPAフィルタから構成されており、プレフィルタによって集塵された微生物を、紫外線殺菌ランプにより殺菌し、更にHEPAフィルタによってろ過することで、空気清浄を行うという仕組みだ。価格は160万円。同製品による陰圧システムを利用すれば、従来の病室を簡単・低コストで陰圧管理病室に変えることができる。尚、同社によれば、紫外線とHEPAフィルタのダブル効果の採用は国内初とのことで、空気感染のリスクを大幅に低減できるという。今後は、病院に留まらない広い範囲へ用途を検討していく。

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