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三菱電機 地価情報をインターネットで提供 路線価無くとも物件評価が可能
2003.04.21 14:02
三菱電機(本社:千代田区)は、地価情報をインターネット経由で提供する「地価支援サービス」を発売した(サービス開始は6月1日より)。同サービスは、同社独自の「地価マップ」を、GIS技術を応用し、APS方式によりインターネット経由で提供するというものだ。
「地価マップ」は、対象地域に精通した不動産鑑定士による鑑定に基づいて作られており、地図上で同一地価の地域が同一の色で分り易く表示される。利用者は、評価対象物件の調査内容を登録すれば、精度の高い評価金額の算出が可能となる。また、最小限のデータ入力でも概算査定額の算出が可能な機能も付いている。またブラウザー(閲覧ソフト)が導入されたパソコンがあれば利用できるAPS方式が採用されている為、過去に評価した物件を最新の地価で再評価することができる。そのため、金融機関が毎年行う評価洗い換え業務にも適応可能だという。路線価が無いなど公的土地評価が少ない地域でも安価且つ容易に、信頼性の高い情報を入手できるようになるのが同サービスの特徴だ。価格の内訳は、ID登録料8万円、月額利用料1万円、地価評価料1回2000円である。同社は、初年度となる今年は売上5億円を見込んでいる。