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アーキヤマデ 屋上緑化の新システムを開発
2003.03.17 14:27
防水メーカーのアーキヤマデ(大阪市)と大手総合建築業の竹中工務店(大阪市)が共同で、屋上緑化トレー工法「プリオセダムトレー工法」を発売した。
同工法は暑さ、寒さ、乾燥に強く粗放管理に耐えられる為、屋上緑化に適しているとされるセダムの植物生理に合わせた専用のトレーを利用したもの。
同商品の特徴は以下のとおり。
①トレーに多数の排水・通気口を設け、乾燥を好むセダムが必要とする最低限の水分のみを土壌中に保存する仕組みをとるため、低管理緑化の維持が可能
②ユニット化された専用部材を用いて各トレーの4隅を下地へ固定するため耐風性に優れる
③トレー下部の柱間の空間が水平方向の廃水路となり高い排水能力を保持
④セダムも防水資材も生産から出荷まで、製品設計、工法開発も全て直接管理し、漏水事故を防ぐシステムを構築
⑤品質管理を徹底させた工場と同様に、行き届いた圃場に管理を実施
設計価格は200㎡以上の場合1万8000円/㎡(材木共、防水槽・耐根層、緑石別)
両社ともに、環境問題に配慮していく中で、高まるニーズに応え、積極的な技術開発と多彩なメニューの拡充に取り組んでいく。