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密集市街地開発実践ノウハウ集 都市防災のあり方を解説 「ぎょうせい」刊

2003.03.17 14:28

 防災都市づくり研究会が編集した「都市再生のための防災まちづくり密集市街地再生戦略」が、ぎょうせいより刊行された。価格は税込3300円。
 大都市の都心周辺部などに広がる密集市街地は、都市基盤施設の整備を伴わない宅地化や木造住宅の建てこみなどにより形成された為、地震・火災に対して脆弱という難点がある。
 この密集市街地整備は国にとっても重要な課題であり、内閣に設置された都市再生本部においても平成13年12月には「密集市街地の緊急整備」が都市再生プロジェクトとして決定されており、重点的に取り組むこととなった。
 しかし、密集市街地は敷地が狭小なことに加えて、借地・借家が多く存在するなど整備に関してはハードルも多い。その為、担当者レベルにおいては住民等とのコミュニケーション技術や規制・補助・融資・税制など様々な制度を理解し、活用を図ることが必須となっている。
 本書では、密集市街地の整備に取り組む上での必要な情報やノウハウについて、3章仕立てで判り易く紹介しているのが特徴だ。特に、現場の状況に応じた最適な補助制度や税制措置がすぐに調べられるインデックスシートや用語解説などもあり、基礎知識から実践テクニックまで幅広く対応出来る。

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