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オーナー新事業 「丸高ビル」で文章教室
2017.11.20 17:04
センジュ出版 吉満明子氏が講師 貸スペースの新コンテンツ12月20日から
東京・東銀座の保有ビル「丸高ビル」内に開設した貸スペースを自社運営する丸高産業(東京都中央区)。これまで訪日外国人観光客向けの「日本文化体験プログラム」や「和菓子作り体験」、「こども将棋教室」等を企画・実施してきたが、新たなコンテンツとして今年12月20日から「文章教室」を開始する。講師を務めるのはかつてスターツ出版(東京都中央区)で書籍編集長を務めていた吉満明子氏。カリキュラムは全6回。月に1,2回開催を予定している。執筆・添削のみならず、吉満氏が講演も行うという。受講者の申し込み受け付けは「銀カル」ホームページにて。
北千住で出版社設立
吉満氏は出産・育児を経て「地元・千住の街を広く紹介したい」との想いを募らせ2015年に1人出版社「センジュ出版(東京都足立区)」を設立。「北千住」駅から徒歩10分、吉満氏の自宅からほど近い木造アパートの2階を借り上げ、ブックカフェを併設した事務所にした。今年1月からこのブックカフェで開かれる文章教室「文章てらこや。」を主宰している。
「ブックカフェを開業して以来、お客様から持ち込みの原稿や企画書の添削依頼が急増したことが教室を始めたきっかけ」(吉満氏)
2日間で6つのテーマを出し、テーマに沿って受講者が執筆、吉満氏が添削する。受講者の目的は様々だ。純粋に本を出版したい作家志望をはじめ、勤務先が開設したブログの執筆担当になったので文章を学びたいサラリーマン、起業するにあたりフライヤーの書き方を学びたい主婦など多岐にわたる。
文章教室自体は数多く存在しているが、吉満氏が重視しているのは自分自身の言葉を見つけること。「書き手の個の感性が誤解なく伝わることが重要。ステレオタイプの文章表現ではなく、その人にしか語れない体験や価値観、表現を言葉にすることに重きを置いている」(吉満氏)のが特長だ。