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松下電器産業 入退室管理カメラ「BN-ET300」虹彩認識で個人を認証

2003.03.10 14:58

 松下電器産業パナソニックシステムソリューションズ社(大阪府門真市)は、4月25日より、虹彩認識技術を利用して本人を認証する入退室管理用カメラ「BM-ET300シリーズ」を発売する。カメラと管理ソフトをセットで年間1500台の販売を目指す。
 昨年、同社は自動で虹彩の位置を感知するBM-ET500シリーズを発売したが、今回の新シリーズはマニュアル操作を採用することで、従来品に比べ約5分の1の小型化を実現している。これにより、近年の入退室管理システムなどの普及に対応し、小中規模施設をターゲットにすることが可能になる。
 また、ICカードなどの媒体を使用する入退室管理システムに比べ、生体情報として登録された虹彩データを管理サーバーソフトにおいて一括管理することで、システム全体のコスト削減と管理者の利便性向上を図ることが出来という特徴もある。
 また、虹彩の撮影については、両眼同時に行えることから、登録・認証がスムーズになるというメリットを有している。
 価格はカメラ本体が50万円。管理ソフトが10万円。




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