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能美防災 能美防災が集合住宅用防災システム開発 週に1度機器が自動的に点検行う
2002.10.28 16:41
能美防災は220号通知(総務省通知)対応の集合住宅向け「リサ複合版システム」の販売を10月10日より開始した。同システムは防災システムとインターホンシステムがドッキングしたもので画期的な新システムと言える。このシステムの特徴は、1週間に1度受信機が正常に感知しているか、機器自らが自動的に試験を行うという点で、これによりシステムの安全性が大幅に向上した。現所の別置きシステム(住棟受信機+管理室通話制御盤+映像制御装置)では、法定点検時各住戸のドアホンに外部試験器を差込み、住戸内の感知器を点検していたが、このシステムでは管理室にあるリサ複合盤からの操作で遠隔試験機能付感知器を全住戸一斉に遠隔点検できる。戸外展示器もドアホン内蔵のボタンを押すだけで、簡単に警報音と警報表示灯のチェックができる。この他にも共同住宅用スプリンクラー設備の専用配線の省配線化を図ると伴に住戸受信機と管理室通話制御盤および映像制御装置を一体化させ、さらなる省配線化および省スペース化を実現した。