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ＩＮＡＸトステム　ビル改装新会社を設立　双方のノウハウを結集総合的リニューアル提案

2002.10.14 17:06

　ＩＮＡＸトステム・ホールディングスおよびＩＮＡＸ・トステム両事業会社の意向を受け、トステムビル改装とＩＮＡＸエンジニアリングリニューアル事業部は経営を統合し、新会社「ＩＮＡＸトステム・ビルリモデリング」（東京都新宿区）を設立した。新会社の社長には、トステムビル改装の福田晴至氏が就任。従業員は１５０名で、売上規模１０１億円を計画する。
　現在、双方が個別の顧客・現場に対して活動中であることから、大きな混乱を避けるためトステムビル改装の組織はそのまま残し、ＩＮＡＸエンジニアリングリニューアル事業部についても「（仮）ＩＮＡＸ事業部」として新会社内に位置付ける。但し２００３年４月までには新中期戦略、再構築したアクションプランに基づき、効率的な組織体制を設計し、本格的な組織に変更、運用する。
　今回の統合によるシナジー効果により、外壁から水廻りに至るリニューアル工事に加え、コンサルティングからアフターサービス、生涯サポートまですべてのプロセスに対応。統合以前から培われてきた充実のサポート体制で、総合的且つきめ細やかなリニューアルを目指す。
　なお、具体的なリニューアルメニューとしては、塗装仕上げ面の上に直接タイルを貼れる「ネットバリアⅡ」。既存外壁にレールを設置し、廃棄物や粉塵、騒音を抑えてタイルを固定する「ＴＲシステム工法」。外壁パネルより外気を導入し冷暖房負荷を大きく低減するＷＡＴ構法を採用したカーテンウォールによる省エネ対策。現場加工のアルミ形材を使用しローコストを実現した「アルミコート」。壁パネルやブースなどを事前に工場生産し、短期間で高品質のリニューアルを行う「システムトイレ」など双方の豊富なノウハウを結集し、依頼を受けた建物に最適なプランを提案する。