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福岡地所 「(仮称)ロジシティ小郡」着工 普通倉庫と危険物倉庫をBTS型で建設

2023.08.07 11:07

 福岡地所(福岡市博多区)は、シーアールイー(東京都港区)との共同で開発を進めている物流施設「(仮称)ロジシティ小郡」を着工した。竣工は2024年7月31日を予定している。
 特定のテナントが希望する立地および仕様に基づいて開発するビルド・トゥ・スーツ(BTS)型の賃貸用物流施設。予定地は、九州自動車道、長崎自動車道等の結節点である「鳥栖」JCから東へ約5kmの「筑後小郡」ICに隣接。近くには久留米筑紫野線等の幹線道路が配置され、開発予定地から約200mに甘木鉄道の「今隈」駅がある。
 計画では、敷地面積2万978・15㎡に、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上3階建ての普通倉庫と、鉄骨造平屋建ての危険物倉庫の2棟を開発する。延床面積は2棟合計2万8364・40㎡を予定している。
 倉庫棟の倉庫部分は、外壁に金属断熱サンドイッチパネルを使用。各階床荷重は1・5t/㎡、有効高さは6m以上、照度は平均300ルクスを確保する計画。
 環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を計画し、BELS評価4つ星を取得。また、CASBEE-建築(新築)のAランク評価認証の取得も予定している。
 「ロジシティ」は、物流の「ロジ(logistic)」と、まちの「シティ(city)」から命名。立地するエリアは中核市規模の都市の周辺地域を想定しており、福岡地所は物流施設が不足する都市部でのテナントニーズに応えていく構え。

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