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アプリ1つで飲食・移動や宿泊予約などが可能に
2018.12.17 11:50
小田急電鉄(東京都新宿区)とヴァル研究所(東京都杉並区)、タイムズ24(東京都千代田区)とドコモ・バイクシェア(東京都港区)、WHILL(横浜市鶴見区)は12日、小田急電鉄が目指すモビリティサービス「小田急MaaS」の実現に向けて、システム開発やデータ連携、サービスの検討を相互に連携・協力することを合意した。
このサービスは、小田急グループが保有する多様な交通サービスや生活サービスを、パートナーと連携しながらシームレスに連動させて、1つのサービスとして利用者に提供する。具体的には、アプリを通じて目的地までの移動だけでなく、目的地での楽しみ方の提案から、飲食や宿泊などの予約・決済までを一括して提供するネットワークの構築を目指す。
小田急電鉄は今回の4社との合意に基づき、「小田急MaaSアプリ」(仮称)の開発を開始。このアプリでは、ヴァル研究所の検索エンジンと連携し、小田急グループの鉄道やバスなどの交通データのほか、タイムズ24のカーシェアリングサービスの所在地や車両空き情報などのデータ表示、ドコモ・バイクシェアのサイクルポートの所在地や自転車貸出可能台数などのデータ表示ができるとしている。