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TOTO ウォシュレットをリニューアル 「オフタイム節電」を装備 省エネ性を追求

2002.06.17 15:29

 TOTO(北九州市)は、オフィス等パブリック向けのウォシュレット「NEWウォシュレットPシリーズ」のモデルチェンジを行った。
 オフィスのトイレは夜間や休日は殆ど使用されなくなるが、今回発売となった「NEWウォシュレットPシリーズ」は、そうした使用パターンを判断し、使用されない時間帯については、暖房便座と温水タンクのスイッチを自動的にオフにする「オフタイム節電」を装備しているのが大きな特徴。例えば夜8時から翌朝8時までと、休日をオフにした場合、1ヶ月の総時間の56%を節電することになるという。
 加えて、女性用には、擬流水音発生装置「音姫」が装備されており、節水対策も施されている。
 この両設備の併用により、30台をオフィスに設置した場合、1年間で約300万円の節約も可能になるという(同社調べ)。
 また、これらの機能に加えて①通常の脱臭機能に加え、スイッチ一つで作動出来る「パワー脱臭機能」②前の使用者が強い水勢で使用した後でも、次に使用するときには自動的に標準の水勢に戻る「水勢基準スタート機能」③日英2ヶ国語による点字・触覚記号を採用した操作スイッチを有している。
 更に、ウォシュレット側面の操作部をコンパクトにしている為、デザインが従来品に比べてすっきりとしただけでなく、掃除も行いやすくなっているという。
 TOTOでは従来品との環境影響度比較を行い、一定基準をクリアした商品については「TOTOエコ商品」として確定しているが、同商品についても、認定を行った。
 価格は消費税・工事費別途で男性用7万1000円女性用7万8000円。初年度で月4000台の販売を見込んでいる。




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