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住友商事 「ビル・バリュー事業」ビル再生を全面的にサポート
2002.06.10 16:06
住友商事は「資産価値の維持・向上」「収益力の安定」「テナントの確保」の3つを基本柱としたビル再生ビジネス「ビル・バリュー事業」を展開することになった。
2003年などの新設ビルの大量供給により、既設ビルでは、建物の老朽化や設備の陳腐化などがこれまで以上に目立つことになる。加えて、耐震性能面での不安など、ビル利用者が安心して生活・就労できない環境のビルも少なくない。
こうした中、同社ではプロパティ・ファイナンス・リーシングの各マネージメントを通じて、ビルオーナーの最大利益の追求をサポートしてゆくという。
同社は、昨年4月に東京本社を構えていた神田地区の複数のビルの全面リニューアルを敢行し、大手情報通信会社を入居させるなどの実績がある。今回はこうしたノウハウを広く用い、初期調査からバリュー計画の提案、施工、ビル運営管理までを一括して対応してゆく予定だ。