不動産トピックス
企業だより
2002.05.20 10:44
組織改編しました
ダイエーがドーム球場運営などの「福岡事業」に関連する子会社4社を再編する。
今回の会社再編について同社では、連結有利負債の削減へ向けて、地元資本の同事業への受け入れを計画しており、福岡ダイエー・リアル・エステートを受け皿とする考えである。
まずドーム球場などの不動産を所有する福岡ダイエー・リアル・エステートをダイエーの直接子会社とする。
又、福岡ダイエー・リアル・エステートは、ドーム球場などの運営を手掛ける福岡ドームの全株式をダイエーなどから取得し子会社化するとしている。
さらにホークスタウンなど2社も将来的には精算する。
株式上場しました
東京証券取引所は13日、東京建物係の不動産投資信託である日本プライムリアルティ投資法人の上場を承認した。これにより不動産投資信託の上場は5本目となる。
今回の「投資証券」の一口純資産は20万円前後と他の不動産投資信託に比べると半分以下となり、一般投資家でも買いやすいという特徴を持つ。
上場予定日は、6月14日で投資証券の口数に換算すると28万9600口である。このうち13万4000口が追加発行となり公募売り出しの対象となる。又、これに際して朝日生命保険が保有する4万8000口も売り出すとしている。引取出幹事はみずほ証券とメリルリンチ日本証券である。
関係者の間での配当利回り予想は年6%程度になるとしている。
新ビルの概要
三菱地所は15日、東京駅前に9月開業する「丸の内ビルヂング」に140店が出店すると発表した。
気軽に立ち寄ることのできる惣菜店やイタリア料理店など「大人の感性を持った幅広い世代の都市生活者」を狙った商業テナントを呼び込むとしている。
これにより1日3万から5万人の集客を見込むとしている。
新しい丸ビルは地上37階、地下4階建てで、地下1階から地上4階までが物販ゾーンで百店が出店する。5階から6階、35階から36階には飲食店が入店する。原則定休なしで、高級ブランド店については、隣接する丸の内通りに三菱地所が誘致を進めている関係で丸ビルへの出店はない。
ビル業界の1週間
5月10日
・東京急行電鉄が2002年の単独決算を発表。経常利益は175億円と前期に比べて5%減少の見込み。不動産事業の利益率の低下が原因。
・「日本官民会議」が千葉県木更津市で開催。日本の不良債権売却の促進と公的資金再注入を求めることで両国の民間側が合意。
・ダイキン工業が2002年3月期の連結決算を発表。営業利益は前年比5%増の420億円と過去最高を更新。
・JR西日本旅客鉄道が2002年3月期連結決算を発表。営業利益は前年比5%増の1176億円にのぼる見込み。
5月14日
・不動産経済研究所が4月の新築マンション動向を発表。首都圏における発売戸数は前年比11・1%減の5126戸となり、2ヶ月連続で前年度の水準を下回る見込み。
5月15
・マンション販売大手の大京が主力取引銀行四行への総額470億円にのぼる金融支援要請を柱とする5年間の新たな再建計画を発表。1兆670億円にのぼる有利子負債を3分の1の3700億円に圧縮する目標を盛り込む。
5月16日
・経営再建中の長谷工コーポレーションが産業活力再生特別措置法の適用を申請