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「道玄坂通 dogenzaka-dori」開業 ドン・キホーテグループが渋谷道玄坂に初の大規模複合施設
2023.08.28 11:44
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区)は24日、渋谷区道玄坂2丁目に、複合施設「道玄坂通 dogenzaka―dori」を開業させた。
商業・オフィス・ホテルからなる大規模複合ビル
同施設は、道玄坂カブトビル、サン・エトワールと同社の3社を事業主として進められた大型複合開発。延床面積4万1767㎡、敷地面積5896㎡、地上28階地下1階建て。1~2階が物販・飲食店舗、3~10階がオフィス、11~28階がホテルで構成される。ディスカウントショップ「ドン・キホーテ」などを展開してきたパン・パシフィック・ホールディングスが都市型複合施設を開発・運営するのは初めてで、オフィスの入居率は9割ほどという。
「道玄坂通 dogenzaka―dori」は渋谷文化村通りと道玄坂小路の2つの通りに面して4つの出入り口を設け、通り抜けできることが特徴。1~2階にはドン・キホーテのプライベートブランド「情熱価格」の商品を扱う「ドミセ」のフラッグシップ店をはじめ、12店舗が出店する。
高層階は、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスのホテルオーナーとして初の拠点となるブティックホテル「ホテルインディゴ東京渋谷」が29日に開業。ハチ公を模したメニュー提供も予定しているネイバーフッドカフェ「Shibrewya(しぶるや)」、渋谷の街を一望できるテラス付きのレストラン「Gallery▲11(ギャラリーイレブン)」も見どころだ。
24日には開通セレモニーを実施。創業会長兼最高顧問の安田隆夫氏や渋谷区区長の長谷部健氏らがテープカットを行ったほか、初披露となる道玄坂通のシンボル「ドードー」もお披露目された。