週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

「阪急西宮ガーデンズ　プラス館」21日開業　地上14階商業・オフィス・賃貸マンションの複合ビル

2023.09.04 10:46

　阪急電鉄（大阪市北区）と阪急阪神不動産（大阪市北区）は、兵庫県西宮市の商業施設「阪急西宮ガーデンズ」本館の西側で建設中の複合施設の名称を「阪急西宮ガーデンズ　プラス館」とし、９月２１日に開業すると発表した。
　阪急「西宮北口」駅南東エリアの大規模開発では、２０１８年秋に別館とゲート館を増設した。今回、「プラス館」の竣工により一連の大規模開発が完了する。
　「阪急西宮ガーデンズ　プラス館」は、敷地面積約２９８０㎡、延床面積約１万８３３０㎡、ＲＣ造地上１４階建て。３階部分は、「西宮北口」駅や本館・ゲート館等の周辺施設と歩行者デッキで接続されている。
　１階および３階には、賑わいを創出する飲食・サービス店舗のほか、医療機関などが入居。
　４～９階には、教育施設・健診センター・金融機関などの来店型テナントのほか、サテライトオフィス「阪急阪神ＯＮＳ西宮北口」や不動産総合案内所「阪急阪神すまいのギャラリー」がそれぞれ出店する。
　１０～１４階は、入居者間のコミュニケーションを促すラウンジ等の共用施設を備える賃貸マンション「ジオエント西宮北口」となっている。
　サテライトオフィス「阪急阪神ＯＮＳ」は、「安心・快適に集中できる個室空間」をコンセプトとした個室型のレンタルオフィス。千里中央、神戸三宮、京都河原町、大阪梅田に続く５拠点目の開設で、営業時間は８～２１時（日・祝休）、利用料金は３３０円（税込）／１５分。室数は１５室を用意する。
　阪急阪神ホールディングスグループでは、「プラス館」の開業後も、引き続き西宮北口エリアの活性化や沿線価値の向上に努めていくとしている。