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九州リースサービス 「グリーンビル開発ファンド」へ匿名組合出資実行 新築以外の既存オフィスビルにも環境配慮を推進

2023.09.18 13:41

 九州リースサービス(福岡市博多区)は、東京都内の既存オフィスビルについて、省エネ化工事を行いBELS3つ星以上の認証を取得する開発を目的とした「グリーンビル開発ファンド」へ匿名組合出資を実行した。
 同ファンドの組成は、日本政府の方針に基づき、既存建築物の現状のスペック・機能に応じて、省エネ工事をアレンジしていくことで、幅広い案件をカバーし、新築以外の建築物にも環境配慮を推進することを目的としたもの。
 日本政府は、2050年のカーボンニュートラル達成に向け、2021年10月に地球温暖化対策計画を閣議決定。業務部門(事務所ビル等の建物)では2030年度のエネルギー起源CO2排出量を2013年度比で51%削減する等の目標を設定した。
 同ファンドでは、昭和リース(東京都中央区)が同ファンドの企画、ファイナンシャルアドバイスを行い、東銀リース(東京都中央区)、滋賀銀行(滋賀県大津市)、ちゅうぎんインパクトファンド投資事業有限責任組合、エクシオグループ(東京都渋谷区)、昭和リースが、同ファンドに対して匿名組合出資を実行した。




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