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大阪・茶屋町に17階複合ビル 再開発組合設立 2028年の竣工へ始動
2023.09.18 13:46
大阪・茶屋町エリアで再開発が始動する。
「茶屋町B-2・B-3地区第一種市街地再開発事業」を推進している茶屋町B-2・B-3地区再開発準備組合および東急不動産(東京都渋谷区)は、大阪市長から市街地再開発組合の設立認可を受け、茶屋町B-2・B-3地区市街地再開発組合を設立した。開業は、B-2地区が2027年度、B-3地区が2028年度となる予定。
事業地は、大阪市北区茶屋町。阪急「大阪梅田」駅から徒歩1分ほど。現在は、公共施設「梅田東コミュニティ会館」やビルが立つほか、駐車場などとなっている。
同事業は、大阪市北区茶屋町にある茶屋町地区地区計画区域内の約0・6-の区域を一体的に整備する再開発事業。地区幹線道路の未整備区間の整備を行い、低・未利用地の有効活用や敷地の共同化を促進するとともに、都市機能の更新・拡充を推進する。
また、周辺地域との連続性や回遊性に配慮しつつ、にぎわいのある都市空間を形成するとともに、敷地内にオープンスペースを確保し、ゆとりと潤いのある都市空間の形成、回遊性に配慮した歩行者ネットワークの形成を図る。
B-2地区は、敷地面積約3120㎡、延床面積約3万900㎡、地上17階地下1階建てのビルを建設。商業施設、オフィス、ホテル等を用途とする。
B-3地区には、敷地面積約120㎡、延床面積約120㎡、地上2階建ての商業施設を整備する。
茶屋町エリアは大阪の中心地・キタの一角を占めながら、定利用地や未利用地が散見される地域。昨今では若者向けの雑貨店やアパレル店なども建ち並び、さらなる発展への期待が高まっている。
東急不動産では今回の再開発を、茶屋町地区における都市再生の一翼を担うプロジェクトと位置づける。魅力あるまちづくりを進め、大阪の活性化を目指すとしている。