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「自由が丘」駅至近で再開発 地上15階の複合ビルを建設へ
2023.11.06 10:34
「自由が丘」駅西側の駅前広場に面した街区で大規模再開発が始動した。自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合(東京都目黒区)と、参加組員であるヒューリック(東京都中央区)、鹿島建設(東京都港区)は、「自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業」を着工したと発表した。竣工は、2026年7月の予定。
開発地は東京都目黒区自由が丘一丁目の東急電鉄「自由が丘」駅前広場の北側。計画建物は、敷地面積約4000㎡、延床面積約4万6000㎡、地上15階地下3階建ての複合ビル。低層部には、商業施設、業務施設。中高層部には賃貸住宅を導入。1階には南北方向の貫通通路を整備し、敷地周辺にも歩行者通路も用意。さらに、店舗の軒先に「にぎわい環境空間」を設ける予定で、「歩いて楽しい街並み」を耐提供するとしている。また、建物は震性能を確保した設計とし、地域の安全性や防災性の向上にも寄与する計画。
再開発組合では、「自由が丘のリーディングプロジェクトとして駅前の賑わいを創出し、街の魅力のさらなる向上に貢献できるよう、事業を推進していく」としている。