週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
「新綱島スクエア」商業施設開業 東急「新綱島」駅前にタワマン商業の複合ビル
2023.12.11 10:38
新綱島駅前地区市街地再開発組合とその参加組合員である東急(東京都渋谷区)は、東急新横浜線「新綱島」駅前地区で開発していた駅直結の複合再開発建物「新綱島スクエア」の商業施設1~2階の店舗を開業した。2階の調剤薬局と3階「メディパーク新綱島」は2024年1月より順次開業予定。
建物は、敷地面積約3890㎡、建築面積約2710㎡、延床面積約3万7560㎡、地上29階地下2階。共同住宅、商業施設、公益施設が一体となった「新綱島」駅直結の複合再開発建物で、低層棟と高層棟の2棟で構成される。
低層棟は、1~3階までは商業施設、4~5階は横浜市港北区民文化センター「ミズキーホール」となり、約400席のホール、ギャラリー、音楽ルームや練習室を設ける計画。高層棟は、地上29階地下1階建て、総戸数252戸の分譲タワーマンション「ドレッセタワー新綱島」と一部商業施設から構成される。
「新綱島」駅は今年3月に誕生した東急新横浜線の地下駅。東急東横線「綱島」駅と隣接しており、周辺では一体的な再開発が進められている。横浜市が施行する区画整理事業により「新綱島」駅地上部では道路も建設され、12月23日にはバス乗り場がオープン。現在「綱島」駅を発着する1日約800台の半数ほどが「新綱島」駅発着に変わるなど、整備が進んでいる。