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パルカ技研 ホルムアルデヒドの簡易測定器レンタル開始
2001.12.24 15:28
健康住宅技術研究所のパルカ技研(豊島区)が、ホルムアルデヒドの簡易測定器をレンタルしている。
来年から、シックビル症候群の測定及び対策が法定化されることとなった。シックビル症候群とは建材、施工剤、家具などから放出される化学物質のホルムアルデヒドを被ばくすることで、めまい、喉の痛み、吐き気、頭痛などの症状が表れる化学物質過敏症で、日本でも症状が度々報告されている。これが長期にわたると、寝たきり生活者になってしまった、精神的に支障をきたし、ヒステリック症状に陥ったり、脳の発育障害・脳性麻痺・精神遅滞、学習障害を発症したりと、深刻な事態に陥ることにもなる。たとえ、法定化されていないとしても、たびたび、リフォームを繰り返し、木材の調達品などを多々用いているビルのオーナーにとっては、避けることのできない問題であろう。
この問題の鍵を握るのは、空気中のホルムアルデヒドの濃度である。
そこでパルカ技研は、ホルムアルデヒド簡易測定器のレンタルをしている。レンタル期間は1週間で、料金は30000円。
問い合わせは、パルカ技研健康住宅110番(03-5992-1110)
または消費者相談ダイヤル0120-07-0788まで。