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11月28日スタート　社外からの技術相談にも対応　大林組がホームページ上で350件の技術情報を公開

2001.12.10 17:19

　大林組（港区）は11月28日に技術データベース「techs」の公開を始めた。「techs」とはホームページから閲覧することが可能な大林組の技術情報のコアデータベース。技術情報は約350件あり、社外へ公開することで最新の建設要素技術を紹介し、コンサルティングや実施権承諾、他業務提携を積極的に目指す。そのうえで技術的な相談が社外からあった場合、技術のエキスパートが応じ、より専門性の高い相談にも素早く対応する体制を作っている。また、「techs」の構築によって要素技術に関する全ての情報が集約されたので、より迅速に客先へ技術提案が可能になるという利点が社内にもある。
　技術公開は環境、リニューアルなどの技術を紹介する「ソリューション」の部。それらを構成する基礎技術や工業所有権を有する要素技術を紹介する「テクノロジー」の部。専門性の高い最先端の技術を紹介する「技術研究所」の3つに分かれている。
　常時、各技術にどれだけのアクセスがあったか履歴を収集するので、どの技術分野に顧客が興味を持っているかを随時把握し、技術開発の参考とする。
　技術提案資料の作成時にこれらを活用し、スピーディーな提案を行うことを目的としている。