週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
松下電工 非接触電磁誘導式IDシステム
2001.10.08 17:05
松下電工(大阪府門真市)ではセキュリティ用途に広く利用できる非接触電磁誘導式IDシステム「FRC」シリーズで、長距離・直付タイプのリーダーライタを10月1日より発売。壁面への直付が可能なため、既存物件の後付けなどに適している。
同商品の主な特徴は、同社従来製品に比べ、約2倍となる80mmの長距離交信が可能で、データアクセスが容易だ。ビル・建物の壁面に調和しやすい23mmという薄型設計を実現。1つのネットワーク配線上で、複数の端末機器を接続する方式(マルチドロップ接続)を採用し、集中管理に適している。さらに、こじ開けなどの異常があった場合、自動的に外部に出力を行う。また、ブザー出力を搭載し、カードのデータ読み取り確認や緊急時にはブザーで警報を発することも可能だ。
同社ではビル・建物での管理システム用途に加え、カード機器メーカーへのOEM供給などで売上げの拡大を目指す。