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INAXが床タイル防汚技術を開発 耐薬品性や環境対策面も向上 リフレッシュマイクロガード

2001.09.24 15:02

 INAXは床タイルや石材におけるくつ歩行による汚れを、無機質ガラス皮膜がタイル表面の細かな凹部を塞ぎ汚れの侵入を防ぐもの。また耐薬品性に優れ、紫外線による劣化も防ぐ。
 その一方、タイル本体が持っている大きな凸凹はそのまま維持するため。滑りを防ぐ。
 加工後は、日常のメンテナンスについては水拭き掃除程度で済む為、ポリッシャー洗浄やワックス掛けが不要になり、メンテナンスコストの削減や環境負荷の低減にもつながるという。
 「効果については建築床等の公共スペースで約5年間持続しますし、一般住宅では倍以上の効果が期待できます」(同社)
 加工サービスの対象としては、まずビル建築・建築外構、店舗・商業施設へと展開し、将来的には住宅をも視野に入れている。
 ビルメンテナンス市場については接着剤大手のコニシ(大阪市)と業務提携し、加工サービスを開始する。具体的にはコニシがINAXの特約店となり、傘下のメンテナンス資機材商社約1000社を経由してビルメン業者に対する販売事業を展開するという。
 適用部位は雨がかからない一般外床、駅、地下道、住宅玄関トイレなど。
 料金は基本2万円プラス1平米あたり2000円。




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