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松下電工 感度の高い空気清浄機を発売
2001.08.13 17:25
松下電工(大阪府門真市)は、9月1日よりホコリに対する感度が約4倍になった空気清浄機「プラズマリフレ」の販売を開始する。
現在、空気清浄機市場は2001年度見込みで約100万台と言われる中、同社がこの度発売する「プラズマリフレ」はホコリを見つける時間を大幅に短縮させるために空気の汚れを見分ける新開発の「アレルゲンセンサー」と、汚れの種類に応じて最適な運転を選択する「インテリジェンス自動モード」を搭載している。
新たに開発「アレルゲンセンサー」は、花粉などのアレルゲンやタバコなどの粉塵量を判別するシステムで、このシステムを搭載することにより、同社従来製品に比べ、約4倍の感度を実現。これまで感知しにくかった花粉などの少量の汚れまで感知することができるようになった。
「インテリジェンス自動モード」は、前述した「アレルゲンセンサー」で完感知した汚れを瞬時に見分け、状況に応じた最適な運転を選択する。タバコの場合、感知直後に急速運転を行い、タバコの煙が室内に広がる前に集塵する。同社従来製品に比べ、約2倍の速さで室内の空気を清浄する。
また、本体より約1m地点で約1万個/ccのマイナスイオンを供給する。マイナスイオンは気分をリフレッシュ、集中力アップ、安眠などの効果があると言われ、オフィスのアメニティ向上に貢献する。
さらに、プラズマと活性炭でアンモニア臭を99%脱臭させるプラズマ脱臭機能を搭載。プラズマULPAフィルタにより、集塵効率を高めておりフィルタに付着した汚れもプラズマが自動的に分解するため、脱臭効率が低下しにくい。
同製品にはインバーターを搭載しており、電気代1日約4円という省エネ化を実現している。また、低速運転時による低騒音をも可能とした。
同製品には20畳用の「EH3552」と「EH3542」の2タイプを用意。同社では月2万台の販売を目標としている。