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大林組 壁のひびわれを集中させる新工法 メンテナンスコスト削減に効果
2001.08.06 10:28
大林組(港区)は、コンクリート壁に発生するひび割れを計画的に集中させ、メンテナンスの簡易化を実現させる誘発目地工法「カラム目地」を開発・実用化した。
同工法はコンクリート壁の中にモルタルを充填した塩ビパイプを垂直に適度な間隔で配置することで、塩ビパイプが位置する壁表面目地部にひび割れを集中させるもの。これにより補修個所が最小になる為、メンテナンスコストを安く抑えることが可能になる。
施工については、鉄筋の組立時に同時に行えるので、特別な手間を必要とせず、耐力壁への適用も可能になっている。
同社では、ショッピングセンターなどの長大な耐震壁を必要とする建物を中心に提案してゆく予定だ。