週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

<トピックス>新タイプの通信サービス

2001.07.16 16:18

 ブロードバンドインターネットサービスを展開するニューセンチュリーグローバルネット(神戸市)は、2003年までに全国10都市、80拠点でサービスを開始すると発表した。
 同社は99年12月の設立。今年4月に神戸・大阪・福岡でサービスを開始、6月からは名古屋でも展開を行っている。
 同社が提供するのが光ファイバーと無線を組み合わせた独自のブロードバンドインターネット接続サービス「スカイファイバー」だ。無線を使うことで、大掛かりなケーブル敷設を必要とせず、迅速・低コストでシステムを導入することが可能になる。
 この「スカイファイバー」は384Kbpsから3Mbpsまで幅広いサービスメニューを用意している。
 384Kbpsは、一般的な128Kbpsの専用回線とほぼ同じ費用で3倍のスピードを提供し、また1.5Mbpsは同スピードの一般的な月額使用料の約3分の1で済むという。
 こうした光ファイバーと無線を組み合わせたネットワークシステムは、米国においても高速・高性能のサービス方法として注目を集めている。
 加えて、上り、下りが同スピードという「双方向対称」であるのも特徴で、中小企業などの法人需要に対応してゆくことが可能になる。




週刊不動産経営編集部  YouTube