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千葉県木更津市 サテライトオフィスを開業 IT関連企業が利用

2001.04.23 16:06

 千葉県木更津市が4月17日、SOHOワーカー、ベンチャー企業等を対象にしたインキュベーション市h設「木更津市テレワークセンター」を開設した。
 これは、JR木更津駅西口の大型商業ビル「EINS」の8階部分の一部を同市が借り受け、合計20ブースのスモールオフィススペース「テレワークルーム」と一般市民なども対象にした「セミナールーム」を設けたもの。
 テレワークルームは13平米、17平米の2タイプで、賃料はそれぞれ月額3万9000円、5万1000円(共益費込み)。セミナールームは1時間1000円で利用が可能。
 現在テレワークについては20ブースのうち11ブースについてインターネット関連業者の使用が決定している。
 「24時間利用が可能なうえに使用料が安価なことが評価を得ている様です・またアクアラインにyろい東京都の交通便が向上したことでサテライトオフィスを設けたいというニーズもあります。現在入居率は約50%ですが、問い合わせも多数寄せており、全ブースが増すまるのにそう時間はかからないものと判断しています」(同市企画調整室)
 尚、このテレワークセンターが入居するビルは再開発により建設されたもので大手百貨店のそごうがほぼ全館規模で入居していた。しかし、そごうの倒産以後は空室となり、市街地の活性化の面で大きな問題が生じていた。
 今後は、IT関連のベンチャー企業を中心に需要は拡大すると見られており、成長企業による地域の活性化が期待される。




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