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「御堂筋ダイビル」竣工 貸会議室やシェアオフィス等多様な働き方に対応
2024.02.05 11:19
ダイビル(大阪市北区)は、大阪市中央区南久宝寺町で建設していた「御堂筋ダイビル」を竣工させた。
「御堂筋ダイビル」は、延床面積2万275・57㎡、地上20階地下1階塔屋1階建てのオフィスビル。2020年12月末に閉館した旧「御堂筋ダイビル」を建替えた。大阪市中央区南久宝寺町の御堂筋沿いに建ち、Osaka Metto御堂筋線・中央線「本町」駅徒歩3分、Osaka Metro四つ橋線「本町」駅徒歩5分の好立地。
3階と5~19階をオフィスとし、1階に店舗区画、テナント専用ラウンジ、貸会議室、4階に同社初の会員制シェアオフィス「ouno(オウノ)」を備える。基準階オフィスは、1フロア当たり約200坪の無柱・整形空間を実現し、デッドスペースのないレイアウトが可能。
2~3階はプレミアムフロアとし、在宅勤務では実現できないプレミアムなワークプレイスを提供。2階には約100坪のテナント専用ラウンジ(有人対応)を設置。「森のとまり木」をイメージした上質で落ち着きのある空間に、会議室(モニター付・ウェブ会議可)、フォンブース、カウンター席、パウダールームの他、御堂筋に面した2層吹抜のテラスなどを設け、ON/OFF様々なシーンで使い分けることができるラウンジとした。3階には小割オフィスとテナント各社が利用できる貸会議室を設置。外装には旧「御堂筋ダイビル」を想起させる鈍色の金属パネルを採用し、御堂筋のにぎわいや難波神社の緑を映しこむデザインとしている。
各階には、自然光で満たされ歩きたくなるような「Wellness階段」や、外気に触れて気分転換ができる「リフレッシュテラス」を設置。1~3階共用部やラウンジの照明設備については外部の光環境の時間変化に合わせた調光調色制御を導入する。
環境認証としては、「CASBEE-スマートウェルネスオフィス」の「Sランク」を取得。事務所等エリアでは基準一次エネルギー消費量から40%以上の削減を達成し、「ZEB Oriented」を取得予定。
中高層部には、水平フィンを取り付け、眺望と明るさを確保しつつ日射を遮蔽する。屋上には、太陽光パネルを設置し、同ビルの消費電力の一部を賄うほか、CO2フリー電力の導入により、消費電力のCO2フリー化による脱炭素型オフィスを提供。
構造には制振ブレースやオイルダンパーを使った制振構造を採用し、日本建築構造技術者協会が定める耐震性能グレードで「上級」相当の耐震性能を確保。
停電時の対応としては、連続72時間稼働できる非常用発電機を搭載した電源供給システムを確立し、停電時も防災設備、トイレ等の主要機能並びに貸室に一定量の電力供給が可能な仕様。また、自然換気口を設け、電力を使用せずに外気を取り入れることができる。
水害対策として、防潮板の設置に加え、電気室を最上階に設置。更に、緊急排水槽設置等の対策により上下水道の途絶時でもトイレの使用を可能にする。