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東京建物 「T-PLUS仙台」竣工 高水準の安全性能と環境性能を有した高機能オフィスビル

2024.02.12 11:33

 東京建物(東京都中央区)は、「せんだい都心再構築プロジェクト」の施策を活用したオフィスビル「T-PLUS仙台」を竣工した。
 「せんだい都心再構築プロジェクト」は仙台市が進める活性化策で、都市環境や「防災環境都市」としての都市個性を基盤に、その質を高めながら都心の機能強化を図り、仙台市ひいては東北の持続的な活力の増進につなげることを目的としたプロジェクト。
 「T-PLUS仙台」の立地は、JR「仙台」駅徒歩4分、地下鉄「仙台」駅徒歩1分の仙台市中心部。建物は、敷地面積約1510㎡、延床面積約1万3834㎡、鉄骨造(CFT造)鉄骨鉄筋コンクリート造地上12階地下1階建て。外観には、風車形状のシンボリックな外装や「杜の都」仙台をイメージした高さ50m超の壁面緑化を施している。
 オフィスは1フロア816㎡。最大で4分割可能な貸室計画で、室内各階の窓際には外装の形状を生かしたインナーバルコニーや風を取り込める自然換気窓を設置。また、フロア共用部にはリフレッシュコーナーも設置している。1階の店舗フロアには牛たん専門店や旅行代理店が出店し、店舗前には公開空地を設けることで、賑わいを演出する。
 災害対策としては、建築基準法の1・5倍相当の耐震性の確保、2回線受電方式の採用などを実施。オフィス内にはビル非常用発電機やテナント用非常用発電機設置スペースを用意。各階に防災備蓄倉庫を設置するほか、地下1階に帰宅困難者用防災備蓄倉庫を設置する。
 環境対策としては、緑木化や高効率設備機器の採用などによる50%以上の一次エネルギー消費削減の達成、換気や除菌、非接触化による感染予防対策などで、「CASBEE|建築(新築)」及び「CASBEE|ウェルネスオフィス」で最高評価Sランク、「BELS」で最高評価五つ星ランク、ZEB Ready認証をそれぞれ取得した。
 「T-PLUS」は、東京建物が手がける中規模オフィスビルシリーズ。2022年4月竣工の「T-PLUS日本橋小伝馬町」を皮切りに、「T-PLUS仙台広瀬通」(2023年4月竣工)、「T-PLUS札幌」(2023年12月竣工)と全国展開を本格化しており、今回はシリーズ最大規模となる4棟目の竣工物件。今後も全国主要都市でシリーズの展開を加速していく構えだ。




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