週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
相互住宅 木造マンションの入居募集開始 木造ハイブリッド構造を採用しSDGsへの貢献を目指す
2024.02.26 11:32
第一生命グループの相互住宅(東京都品川区)が手掛ける賃貸マンションシリーズ「フレンシア」の最新物件「フレンシア青葉台」が2024年1月に竣工し、入居者の募集を開始した。
第一生命グループの開発する賃貸マンションとして初めてとなる木造ハイブリッド構造を採用し、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を目指す。
建物は鉄筋コンクリート造+一部木造、地上6階。最上階の構造の一部に木柱を採用しているほか、国産材のCLT(直交集成板)と「かながわ県産木材認証マーク」を取得した神奈川県産材(杉板)等を用いている。外観・エントランス等共用部及び住戸内の合計約27・2㎥を木質化し、CO2を約15・3t固定化した。国産材・神奈川県産材の活用を通じ、森林資源の循環利用及び地域経済に貢献している。
立地は神奈川県横浜市青葉区青葉台。東急田園都市線「青葉台」駅までは徒歩2分。駅の周辺には100以上の店舗が営業する「青葉台東急スクエア」をはじめとした生活利便施設も集積しており、沿線の人気駅の1つだ。
住戸は1R、1K(約25㎡)、1DK(約28㎡)、1LDK・1LDK+S(約42~53㎡)、2LDK(約50㎡)の全21戸で構成。全住戸で一部木質化を行っている。一部住戸には、壁・天井を天然木で仕上げた「WOOD-BOX」という木の香りとぬくもりに包まれるスペースがあり、ワークスペースやヨガ、読書といった様々な用途に利用できる。
また、環境貢献取組みの一環として断熱性能の確保や、節湯水栓、潜熱回収型給湯器等の採用により、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」にて最高ランクの5つ星を取得している。