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ブロードワン xDSLによりビルの高速通信可能に 中小規模ビル向けパッケージも用意

2000.12.18 16:25

 ニチメンの出資により設立されたブロードワン(東京都港区)は、テナントビル向けの高速インターネットサービスを提供。
 同社のシステムは、ビル内通信においてxDSLを活用する点。xDSLは、既存の電話回線を利用し、高速通信を実現するという技術。既存の電話回線を利用するため、大規模な工事や多くのコストをかけずにビル内の通信を高速化できる。
 通信速度は、256Kbps、512Kbps、1.5Mbpsの3タイプを用意。1.5Mbpsを提供する「BBAスタンダード1500」では、従来の市場価格の3分の1程度の月額9万5000円の利用料を実現している。
 同社のサービスは、現在、世界貿易センタービル、三田NNビルなどで採用されている実績を持つ。同社は、東京、大阪、名古屋の大都市圏を中心にサービスの拡大を図っていく考えで、来年度までに約200棟以上のビルでサービスを提供、2~3000社程度の顧客の確保を見込んでおり、年間売上約10億円を目標としている。

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