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厨房の床を5時間で改修する新工法 耐熱性・耐摩耗性も強化 銀を用いて抗菌性向上

2000.11.06 13:55

 建物総合管理の東急管財(世田谷区)では飲食店厨房などの床を短期間で改修するSS-5時間工法を行っている。
 これはその名の通り従来では2日間程度の日数が必要だった床改修工事を特殊な下地処理剤を使用することで5時間で完了する様にしたもの。
 「厨房の床は各種有機酸、食品添加物、動植物油、熱湯などにより非常に早く劣化が進みます。これは安全面だけでなく衛生面でも問題があるのですが、いざ改修となると店を休む必要が生じる為になかなか踏み切れないオーナーも多かったと思います。このSS-5時間工法でしたら夜間のうちに工事は終了する上に工事後の臭いも残りませんし、防錆加工を施すことも出来ます」(同社)
 特に高い抗菌作用を持つ銀を抗菌素材として用いていることで衛生面だけでなく耐熱性、耐摩耗性に優れているのも大きな特徴になっている。また油で汚れた床、濡れた床面など、どの様な状態の床でもすぐに施工出来るのもユーザー側にはメリットといえそうだ。




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