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公共トイレの混雑についてTOTOが利用者意識調査実施 3割の助成が「20分待ち」の経験あり
2000.10.23 14:14
TOTO(北九州市)が、同社が今年1月に行った「公共トイレ混雑に関する調査」の集計結果を発表した。
この調査は公共トイレの利用者ニーズ・心理の把握を目的に行われたもので男性1719名、女性1746名合計3465名より回答が寄せられた。
「公共トイレでの行列経験の有無」については「たびたび」「たまに」合計で81%が「経験あり」と回答。男女別では男性が66.0%であったのに対し女性が96.5%と男女差が大きくあらわれた。
また「トイレが混雑している公共施設」については「テーマパーク」「交通施設」「劇場・映画館」が20%以上で上位を占め以下「デパート・ショッピングセンター」「行楽地」「飲食店」と続く。
また、トイレでの行列時間について男性は「1~5分」が47.5%、「5~10分」が39.5%だったのに対し女性は「5~10分」が42.8%、「10~20分」が33.6%と女性の方が長くなっている。
「トイレが混雑している公共施設への印象」については「その施設の利用をするのはやむを得ない場合のみにする」が40.5%で最も多く、「出来るだけ利用したくない」の39.6%、「2度と利用したくない」(8.7%)と併せ9割近くの回答者が悪い印象を抱いている。
また行列しているトイレでの心配点では「自分自身が我慢できない」が33.8%でトップ。以下「子供が我慢できない」「並んでいる時間がもったいない」「連れの人を長時間待たせてしまう」と続く。
こうした調査結果に対しTOTOでは
「一般に女性は男性よりトイレの回数が多く、また利用時間も長い。こうした特徴を考慮して女性トイレについては大便器の数を見直すなどの動きが求められている。また、公共トイレは女性にとっては化粧直しなど多目的に利用される為、パウダールームを別途設けるなどしてトイレ内の街スペースの混雑緩和を行うといった工夫も必要なのではないか」と結論づけている。