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「ドッグパーク」のFC展開開始 新たな遊休地厚用として注目集める
2000.08.21 15:49
コインパーキング・トランクルームなど遊休地の活用方法は多いが、ここへ来て新たな活用法が注目されている。犬を自由に遊ばすことが出来る公園「ドッグパーク」がそれだ。このドッグパーク事業のFC展開を手がけているペット総合事業の末松産業(川崎市)に話を聞いた。
日本国内でペットとして飼われている犬はおよそ1000万頭といわれている。その多くが室内犬であったり、鎖でつながれていたりで運動不足になったりストレス発生の要因になったりしているという。同社が展開する「ドッグパーク」は誰もが自由に犬を遊ばすことの出来る広場で犬の健康面だけでなく飼主同士の交流の場としても利用されている。
現在、東京都世田谷区と千葉市緑区の2ヶ所で同社直営により運営されており一ヶ月で約100組の利用があるという。
「今後は遊休地を抱える企業などにFCの形で参入を呼びかけていきます。首都圏だけで50ヶ所の開設を目指しています」(同社FC事業部部長岩原健二氏)
このドッグパークが他の土地活用策に比べて優れている点のひとつが、犬が自由に遊ぶ為だけの施設で建物を建てる必要が無いことから、他の用途では不向きだった変形立地・傾斜地・凹凸のある土地でも構わないという点だ。
「付近に住宅があり、車でのアプローチに便利な300坪以上の土地がベストです。また建物の屋上などでも開設が可能です」(岩原氏)
FC加盟金は100万円、その他月々のロイヤリティは5万円。先述した様に、受付以外建物を建てる必要が無く、土地をフェンスで図って犬用の遊具を置く程度の工事で済むので初期投資コストが少額なのも魅力のひとつだ。
「場合によってはペット用品店や飼主の為の喫茶室を設けることも可能になります」
また実際の運営についても同社側から専門のスタッフを派遣することが出来る為地主側は全くノータッチで構わないという。