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三菱商事の子会社が丸の内へ電力供給開始 8月1日より

2000.08.07 17:15

 三菱地所が丸の内・三田に所有する大型ビル7棟は、8月1日より東京電力にかわり、三菱商事の子会社であるダイヤモンドパワー(品川区)より新たに電力供給を受けることになった。
 今回電力供給を受けることになったのは、三菱地所が所有する三菱ビル・三菱重工ビル・商事ビル・古河総合ビル・有楽町ビル・新有楽町ビル(以上千代田区)・三田国際ビル(港区)及び三菱商事が所有する三菱商事ビル別館の計8棟で、総受電量は3万kW強になる見込みだ。
 一方、電力を供給するダイヤモンドパワーは、電力小売事業を目的として今年3月、三菱商事の100%子会社として設立。現在は鹿島北っ共同発電・NKK京浜製鉄所の2ヶ所を電源供給元とし、約5万5000kWの電力量を確保している。
 今回、供給が決まった8棟分を差し引いてもなお約2万kWの供給余力があることから、今後同社では首都圏の大型ビル・デパート・ホテル等を対象に、三菱グループ外へ向けても広く事業を拡大してゆく予定だ。




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