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太陽光発電装置助成金申請受付 5月15日より受け付けスタート

2000.05.15 10:36

 地球温暖化への対策、省エネルギーの実現などの観点から太陽光による発電が注目を集めている。通産省及び(財)新エネルギー財団では太陽光発電普及の為、導入に対し助成金制度を設けているが5月15日より今年度分の申請受付がスタートした。詳細を紹介する。
この助成金制度は地球環境問題への対応や今後のエネルギー安定供給の確保を目的に行われているもので、今年度は約145億円の予算が計上されている。
 助成金制度に対する応募資格は、住宅用太陽光発電システムを設置するもので電力会社と電灯契約を締結するもの。また既に太陽光発電システムを設置済みのものが増設をしたり、複数のシステムを設置する場合も対象となる。
 尚、応募申し込みを受理した日から2ヶ月以内に着工でき、新築で着工後6ヶ月以内、既築で着工後3ヶ月以内に工事が終了することが条件となる。
 また、設置後2年間は(財)新エネルギー財団にシステム運転状況等の定期報告が必要となる。
 助成金額は太陽電池の出力1キロワットあたり一律27万円で上限は270万円(10キロワット以上の出力のシステムは応募対象外となる)。
 募集期間は5月15日(月)から9月30日(土)までだが、予算額に達した時点で打ち切りとなるので早めの申請を心がけた方がいい。
 問い合わせ、申し込みは(財)新エネルギー財団導入促進本部太陽光発電部
 東京都千代田区紀尾井町3-6 Tel03(5275)9823FAX03(5275)9831迄。
 また問い合わせについては資源エネルギー庁新エネルギー対策課 Tel03(3501)4031FAX03(3501)1365を始め各通商産業局エネルギー対策課の窓口でも受けつけている。
 また、住宅販売業者が、今後建設・販売を予定している住宅に発電システムを設置する場合は前もって予約を入れておくことも可能となっている。




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