週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

<新商品紹介>ダイワ 耐汚染性に優れた完全無機質塗料開発

2000.04.17 14:31

 建材塗装を中心とした表面処理加工会社のダイワ(本社・愛知県春日井市)は、完全無機質塗料「セラZ-00・100・Ti」を販売。
 「セラZ」工法はアルミ、鉄、ステンレス等の金属建材だけでなく、セメント板、石膏ボード等の窯業系建材、プラスチック成形品等の表面、または既に施工されている有機系もしくは、無機系の塗膜表面に堅牢な、透明又は夕食の被膜を形成し、耐光性、耐汚染性、汚染除去性、耐水性、耐薬品性等に優れたコーティング膜を作るというもの。
 「開発コンセプトは、火・水・風から素材を守る完全無機塗の実現です」(開発営業部 土屋賢治氏)。
 「セラZ-100」の特徴は、金属酸化物バインダーと無機質フィラーを液化したもので、各種の素材に塗布して低温の加熱処理によってガラス質のコーティング膜を形成されるセラミック系のコーティング剤。塗料としてのセラミックの硬く、長期の耐久性に優れ、化学的に安定であるという長所を生かし、最大の欠点であるもろさを補う方法として考えられることは、有機成分との複合化が一般的。
 しかし、この方法によったものでは有機成分の持つ基本的な短所を完全に解消することは出来ない。「セラZ-100」は有機成分を全く含まないセラミック質のコーティング膜を可能にしている。
 同商品は、13年間の研究により開発された。




週刊不動産経営編集部  YouTube